コンテンツ
[Playgroundの新サービス!]
[言語グリッド定期メンテナンスの時刻を変更します]
[ラッピングマニュアルを更新しました]
[サービスコンピューティングスクール 日本語Webサイトの公開]
[京都ヒューマンフェスタで医療支援システムのデモンストレーションをします]
[電子情報通信学会が「言語グリッド」をテーマに研究会を開催]
[言語グリッド ユーザ紹介] 関西学院大学 北村研究室の紹介です。
Playgroundの新サービス!
言語グリッドプレイグラウンドの新しいサービスがリリースされました。Webブラウザ上で簡単に使うことができます。
形態素解析(Morphological Analyzer)
言語グリッドで提供される形態素解析を使って、11カ国語の文章の形態素解析を行えます。
係り受け解析(Dependency Parser)
入力文章の係り受け解析を行えます。
概念辞書(Concept Dictionary)
WordNetやEDRなどの概念辞書の横断検索ができます。
また、以下のサービスが11月末までに順次リリースされます。
多言語チャット(Multilingual Chat)
言語グリッドにある辞書や機械翻訳を使って、多言語でチャットすることができます。
ドキュメント翻訳(Document Translation)
文書を多言語に翻訳することができます。このサービスの特長は、もとの文書のフォーマット(改行位置など)を保ったまま翻訳ができるという点です。また、翻訳された文章の一部を選択すると、元の文章の同じ部分にハイライトが入り、原文と翻訳を見比べることができます。
ユーザ辞書作成(Dictionary Creation)
各ユーザがオリジナルの辞書を作成することができます。以下の2種類の辞書作成が可能です。
- Temporal辞書:Playground上でのみ機械翻訳と連携できます。
- Local辞書:Webサービス化された辞書で、Playground以外のツールからでも辞書連携サービスを利用し、機械翻訳と連携することが可能です。
言語グリッド定期メンテナンスの時刻を変更します
11月より、定期メンテナンスの時刻が18:00 - 21:00(JST)に変更になります。ご注意ください。曜日は今までどおり第一月曜です。
ラッピングマニュアルを更新しました
10月15日にラッピングマニュアルの更新を行いました。最新のマニュアルおよび差分の情報については、langrid-developer's wikiをご覧下さい。
サービスコンピューティングスクール 日本語Webサイトの公開
大学・大学院の講義のサービスコンピューティング演習のためのサイトがオープンしました。
演習の受講者は、言語グリッドが提供するさまざまな言語サービスを連携させながら、サービスコンピューティングの基礎技術(WSDL,BPELなど)を学ぶことができます。
URL: http://langrid.org/services/indexj.html
問合せ先:contact [at] services.langrid.org
京都ヒューマンフェスタで医療支援システムのデモンストレーションをします
多文化共生センターきょうとと 和歌山大学吉野研究室は、京都ヒューマンフェスタにおいて、 医療受付対話支援システムM3と多言語用例収集WebシステムTackPadのデモを行います。
開催日時:11月8日(土) 10時~17時/ 11月9日(日) 10時~16時
開催場所:みやこめっせ・京都会館
電子情報通信学会が「言語グリッド」をテーマに研究会を開催
2009年2月に、電子情報通信学会「人工知能と知識処理研究会」と「異文化コラボレーション研究会」の共催で「言語グリッド」研究会を開催します。近日募集開始です。
開催日:2009年2月27日
会場:関西学院大学東京丸の内キャンパス
http://www.ieice.org/~ai/jpn/index.php/20090227
言語グリッド ユーザ紹介(5) 関西学院大学 北村研究室
関西学院は1889年に北米から派遣されたキリスト教宣教師によって設立されたミッションスクールで、英語教育に力を入れ、多文化共生に関する研究も盛んに行われています。
北村研究室では他組織と連携しながら、以下のような言語グリッドの研究をしています。
(1)子ども向け機械翻訳システム
関西学院初等部は今年4月に開設されたばかりの小学校ですが、英語教育に力を入れており、アメリカンスクールとの交流やカナダ留学などが予定されています。そこで、英語はもちろん、漢字もまだ十分に使いこなせない子どもたちのために、ひらがな入力の機械翻訳システム(右図参照)を開発し、授業で使ってもらっています。
(2)国連ボランティア支援
関西学院大学は国連情報技術サービスというプログラムに参加しており、毎年10名程度のボランティア学生がモンゴル、キルギス、マダガスカル、ベトナムなどの発展途上国支援のために派遣されています。現在、対話用例を用いた日露コミュニケーションツールを開発し、キルギスに派遣されている学生の支援を行っています。
社会に役立つ言語グリッドの研究は学生の動機づけにもなるので、教育効果も高いです。