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Langrid ToolBoxプロトタイプリリースのお知らせ
新しい言語サービス:HTML Text Extractor(HTMLテキスト抽出ツール)
Intercultural Collaborationプロジェクト(ICプロジェクト)始動!
定期メンテナンス 9月
NPOパンゲアのアクティビティでLanguage Grid Playgroundが使われました
言語グリッド ユーザ紹介:立命館大学 桑原研究室の紹介です。
Langrid ToolBoxプロトタイプリリースのお知らせ(8/26追記:リリースが延期されました)
先月のニュースレターでお知らせしたように、NICT言語グリッドプロジェクトでは、CMSベースの多言語コラボレーションツールLangrid ToolBoxのリリースを8月末9月末に予定しております。これに先行してプロトタイプをリリースし、ツールのユーザビリティ向上を目的としてユーザの皆様からコメントを受け付けております。プロトタイプに関する情報は、メーリングリストにて順次発信いたします。(toolbox-user[at]khn.nict.go.jp)
プロトタイプを試してみたい方は、下記までメーリングリストへの参加希望をお送り下さい。
連絡先: asukam[at]nict.go.jp
新しい言語サービス:HTML Text Extractor(HTMLテキスト抽出ツール)
言語グリッドに、新しい言語サービス"HTML Text Extractor(HTMLテキスト抽出ツール)"が追加されました。
HTMLテキスト抽出ツールは、言語HTML文書をテキスト部分とHTMLタグ構造部分に分けます。HTML文書内のテキストが存在した箇所に一意に定まるキーが挿入されるため、キーを対応するテキストで置き換えることで容易に元のHTML文書に復元することが可能です。したがって、抽出されたテキストを言語グリッド上の翻訳サービスで翻訳し復元することで、多言語のHTML文書を作成することができ、Webページの翻訳に活用することができます。インタフェース情報などの詳細はサービスマネージャ上のプロファイル情報をご確認ください。
Intercultural Collaborationプロジェクト(ICプロジェクト)始動!
Langrid Toolboxを基盤とした多言語コミュニティ基盤のデザイン開発を行うIntercultural Collaborationプロジェクト(ICプロジェクト)が始動しました。8・9月の2ヶ月間をかけ、京都大学石田・松原研究室、京都情報大学院大学の学生が中心となり、質問応答型、コミュニケーション型、ドキュメント型の3つのタイプの異文化コラボレーションツールデザインを行います。
プロジェクト日程は下記の通りです。興味がある方は、ic[at]langrid.orgまでご連絡下さい。
8月7日: シナリオレビュー、辞書項目レビュー
留学生向け住宅情報、授業支援などの現実のシーンを元にシナリオを作成し、レビューします。
8月20日: スケッチレビュー
シナリオを元にツールデザインのスケッチ画を作成し、レビューします。
9月8日: HTMLインタフェース及びコンテンツレビュー
スケッチを元にHTMLでモックアップを作成し、レビューします。
9月29日: ツールデザイン完成!
定期メンテナンス 9月
9月の定期メンテナンスは、9月 7日(月) 18:00 - 21:00 (JST)に行います。この日時に言語グリッド利用の予定がある場合は、
事前にoperation [at] langrid.orgまでご連絡ください。
NPOパンゲアのアクティビティでLanguage Grid Playgroundが使われました
7月25日に、NPOパンゲアで初めての試みである京都-マレーシア間をWebでつないだ同期アクティビティが行われました。京都からは21名、マレーシアでは20名と、多くの子ども達がアクティビティを楽しみました。
これまでNPOパンゲアでは、スタッフの間でLangrid Input & Chat(NICTが開発したコラボレーションツール)やパンゲアで独自に開発されたコミュニティサイト(掲示板)、WebCam機能付きチャットで言語グリッドを利用されていましたが、今回は言語グリッドが子ども達に使われる初めての機会でした。
新しいアクティビティ「なぞれん」は、相手国からヒントを得て答えを推測する連想ゲームです。日本とマレーシア(今回は英語・中国語を使用)では言語の壁があるため、子ども達はヒントを伝え合うことが出来ません。そこで、事前にLanguage Grid Playgroundを使い、うまく翻訳されて伝わるようヒントを考え、本番ではWebCam上の多言語チャットを使ってヒントを伝えました。子ども達は自らキーボードをたたきヒントを一生懸命考え、伝えていました。ゲーム中は、正解・不正解に一喜一憂しながらもWebを通した”つながり”を笑顔で楽しんでいる様子が印象的でした。
(写真提供:NPOパンゲア)
言語グリッド ユーザ紹介(14) 立命館大学 桑原研究室
立命館大学 情報理工学部 情報コミュニケーション学科 セマンティックコミュニケーション研究室では、マルチエージェントやセマンティックWebなどの技術を活用して、ネットワーク上のコミュニケーションやコラボレーションを支援するプラットフォームの実現を目指しています。
言語グリッドとの関りでは、言語グリッドアソシエーションのSIGMUSE(教育現場の多言語利用環境を支える情報基盤技術の研究会)に参加しており、その関連で多言語・学校プロジェクトに参加しています。この一環で、多言語チャット(電子筆談)システムmixcha!を開発しています。また、多言語チャットシステムと画像データベースや仮名振りツールとの連携、また、対訳用例獲得のための簡易インタフェースの実現などにも取り組んでいます。
言語グリッドで提供されている機械翻訳などのサービスを使うことにより、多言語を扱うアプリケーションが容易に作成できることを実感しています。また、Webサービスのわかりやすい活用事例でもあり、学生にとっても言語グリッドを活用することで実践的なシステム構築を経験できる良い機会になっていると思っています。