コンテンツ
Language Grid Toolbox ver. 2.0 リリース
Toolboxのホスティングサービス
新しい言語資源が追加されました
定期メンテナンス 1月
「言語グリッドと異文化コラボレーション」特集研究会のご案内
International Conference of Intercultural Collaboration 2010のご案内
受賞: Microsoft Cup IEEE China Student Paper Contest
言語グリッド ユーザ紹介: 大阪工業大学情報科学部ヒューマンインタフェース研究室
Language Grid Toolbox ver. 2.0 リリース
多言語コラボレーションツール Language Grid Toolboxがバージョンアップしました。こちらでお試しいただけます。新たに以下の機能が追加されました。
【多言語Web作成機能】
ユーザの作成した多言語のHTMLテンプレートを用いてWebページの翻訳を行います。翻訳サービスの翻訳結果を下地に、ユーザが協力してHTMLテンプレートを作成し適用することで、多言語のWebコンテンツの作成が可能になります。
【多言語リアルタイム掲示板】
定期的にメッセージの新規投稿を確認し、自動的にメッセージ表示を更新することができます。また、表示中のトピックを閲覧しているユーザの一覧を確認することで、多言語掲示板をまるで多言語チャットのようにご利用いただけます。
【BBSのファイル共有機能】
BBSにファイルをアップロードし、BBSのユーザ間で簡単にファイルを共有することができます。
Toolboxのホスティングサービス
2009年12月より、希望されるユーザ組織向けに、Toolboxのホスティングサービスを開始いたします。これにより、ご自分でToolbox用のサーバを用意することなく、許可したメンバーに限定してToolboxを自由に運用することができます。最大で約30組織までのホスティングが可能です。お試しサイトをご利用いただいた後、各組織でToolboxの本格的なご利用を希望される場合には、langrid [at] khn.nict.go.jp までご連絡ください。
新しい言語資源が追加されました
教育分野の言語資源が追加されました。提供者、言語資源名の順に記載しています。
言語グリッド運営組織:外国人等保護者のための学校ガイダンス「日本の学校は、こんなところ」(三重県教育委員会事務局小中学校教育室)
定期メンテナンス 1月
1月の定期メンテナンスは、1月12(火) 18:00-21:00(JST)に行います。通常の日時と異なりますのでご注意ください。この日時に言語グリッド利用の予定がある場合は、事前にoperation [at] langrid.orgまでご連絡ください。
「言語グリッドと異文化コラボレーション」特集研究会のご案内
電子情報通信学会「人工知能と知識処理」「異文化コラボレーション」合同研究会にて、言語グリッドとそれに関連する異文化コラボレーションに関する研究発表を募集しています。
【日程】 2010年2月22日(月)~23日(火)
【場所】 京都大学吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町)
【テーマ】 言語グリッドと異文化コラボレーション
【申込方法】 発表申込(氏名,所属,論文タイトル,アブストラクト[100~200字])はこちらのページにて受け付けます。
【投稿締切】 2009年12月11日(金)
【問合せ先】 北村 泰彦(関西学院大学理工学部) ykitamura [at] ksc.kwansei.ac.jp
本研究会は「文化とコンピューティング国際会議」のイベントとして開催されます。本研究会のみへの参加は無料です。他のイベントを含む国際会議への参加は12月以降、上記ホームページからお申し込みください。
International Conference of Intercultural Collaboration 2010のご案内
2007年言語グリッドを中心に京都大学でスタートしたIWICがACM Conferenceとなり、2010年にコペンハーゲンにて開催されます。奮ってご投稿ください。
【日程】 2010年8月19日(木)~20日(金)
【場所】 Copenhagen Business School, Denmark
【URL】 http://langrid.nict.go.jp/icic2010/ (Call for Paperの詳細はこちら)
【投稿締切】 2010年2月1日(月)
受賞: Microsoft Cup IEEE China Student Paper Contest
下記の論文が、9月に中国で行われたMicrosoft Cup IEEE China Student Paper Contestにおいて金賞を受賞しました。言語グリッドを利用した、遠隔講義システムOpen Smart Classroomでの多言語支援の実現に関するものです。27大学による50以上の論文の中から、最も優秀な論文として選ばれました。(中国語のニュース記事はこちら)
Yue Suo, Naoki Miyata, Hiroki Morikawa, Toru Ishida and Yuanchun Shi. Open Smart Classroom: Extensible and Scalable Learning System in Smart Space using Web Service Technology. IEEE Transactions on Knowledge and Data Engineering, Vol.21, No.6, pp. 814-828, 2009.
言語グリッド ユーザ紹介(18) 大阪工業大学情報科学部 ヒューマンインタフェース研究室
大阪工業大学情報科学部 ヒューマンインタフェース研究室では、絵文字やアバタのようなグラフィカルなコミュニケーションメディアを用いて、感情を円滑に受発信できるツールを開発しています。グラフィカルなコミュニケーションメディアは異なる言語・文化圏でも使用できますが、言語や文化に起因する解釈差異による誤解や摩擦が生じる可能性があります。特に絵文字によるコミュニケーションに関して言語グリッドサービスを利用することにより、言語や文化個別の解釈を多言語に翻訳することで、解釈差異を緩和することが可能になると考えています。
これまで当研究室では、
・多言語チャットシステムにおける文化間で解釈差異のある絵文字の変換ツール(2007年*)
・日本の携帯電話の絵文字解釈と文例集の多言語翻訳ツール(2008年から現在)
・母国語が絵文字メッセージの語順に及ぼす効果研究(2008年から現在*)
(*言語グリッドアソシエーション・グラフィカルコミュニケーション研究会における活動)
に取り組んできました。
言語グリッドにおける活動を通して、他大学やNPOとの連携、実社会への貢献、文化の意識など、学生にとってこの上ないスキル向上、体験、意識改革の場を提供することができました。言語グリッドを活用して日常生活に役立つ異文化コミュニケーションツールを開発できるよう研究室一同邁進することで、言語グリッドプロジェクトのさらなる発展に寄与していきたいと思います。
(大阪工業大学情報科学部 ヒューマンインタフェース研究室 准教授 神田 智子)